こんにちは!
ダン・ブラウン原作の人気シリーズ「ロバート・ラングドン」シリーズの第4作。
ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演の『インフェルノ』、やっと観てきました。
おっと。
こっちは『インフェルノ』じゃなくて『グリーン・インフェルノ』だったぜ!
トム・ハンクスも既に還暦。さすがに老けたなぁという印象。
「ロバート・ラングドン」シリーズの第3作である『ロスト・シンボル』、フリーメイソンをモチーフにした作品で、原作は結構好きなんですが、製作が難航して未だ映画化されてません。
でももし映画化されても、さすがにその頃にはトム・ハンクスも歳を取りすぎて、キャスティングは無理があるんじゃなかろうか。
そして今回の美人相棒役のフェリシティ・ジョーンズ、なんとなく地味な印象だな、と思ったら、なんと今年公開のスター・ウォーズのスピンオフ作『ローグワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のヒロイン、ジン・アーソ役の人だった!
『ローグワン』の予告編、これが恐ろしく地味でつまらなさそうで、観るたびに「大丈夫か?オイ」と思ってしまうのですが、なるほど。
★★★★★
本作はダンテの『神曲』の地獄篇(Inferno)がモチーフ。
ただ、当然ながら映画版では『神曲』の地獄篇についてはあんまり深堀されてませんでした。
舞台はイタリアはフィレンツェと、トルコのイスタンブール。
今回も観光映画としての面目躍如で、当地の素晴らしい景観と美術品を楽しめました。
・・・が、原作を読んだのは1年位前なので、内容についてはかなり忘れているのですが、それにしてもラストのオチが違うような気がする・・・
(というか、たった1年前に読んだ本のラストすら覚えてないのかよ)
帰ってから原作のストーリーを確認したら、やっぱりラストがかなり変更されている。
また、WHO(世界保健機関)事務局長のエリザベス・シンスキーがラングドン教授の元カノだったという、いかにも映画的な無理やりな設定に変わってるし。
「ロバート・ラングドン」シリーズの映画版は、映画作品自体を楽しむというよりは、原作のダイジェストを楽しむつもりでいつも観ています。
小説ではイメージできなかったビジュアルを実写で再現してくれるので、さらに原作の魅力を深めてくれる。
何といっても長編である原作を、省略も脚色もなく映画化するのは不可能なので、完全映画化を期待するのも無粋な話なのですが、そうはいっても『ダ・ヴィンチ・コード』の映画版は原作の脚色も少なく、美術・観光を楽しむ作品としては良く出来ていたし、かなり脚色されていた『天使と悪魔』も、ユアン・マクレガーの熱演でドラマとして大いに楽しめました。
今回の『インフェルノ』映画版、テンポも良くて面白い作品ではありましたが、さすがにラストを変更するのはどうよ。
なお今回の映画版、過去の2作より、より原作を読んでないと理解できない脚本になってるな、とも思いましたが、案の定、原作を読んだこともないしシリーズの映画版にも思い入れのない妻は、ストーリーが良くわからなかったようです。
ストーリーについていけず、途中からは「大機構」のCEO役を演じたインドの役者さん、イルファーン・カーン、
このクドい顔の俳優、何かの映画で観たことあるけど何の映画だったか?を、ラストまでずっと考えていたらしい。
それではー
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