映画『レディ・プレイヤー1』の原作小説(邦題は『ゲームウォーズ』)で主人公のパーシヴァルがラストバトルで操縦した巨大ロボットが、このレオパルドン!
原作で、まさかの主人公が選んだ愛すべき日本のキャラクターということで、思わずヤフオクで購入してしまった。(一般販売は終了済み)
映画版では、さすがに世界のマーケット相手にはマニアック過ぎるキャラクターということで登場せず、パーシヴァルが巨大ロボで闘うシーン自体がなくなってしまった。それにしてもレオパルドンなんて、現代の日本人でも限られた世代でしか知られていないレアな特撮ロボットを自作に、それも結構重要なシーンに登場させるなんて、原作者のアーネスト・クラインの濃いオタクぶりがうかがえる。
そして、この超合金魂のレオパルドンだよ。
なんと原作では、ブーメランのような武器になる額の飾り「アークターン」や剣「ソードビッカー」、盾「スパイダープロテクター」が、全て正式名称で紹介されていた。
しかし、東映の特撮TVドラマ『スパイダーマン』の放映(1978~1979年)から27年の時を経て、なんでレオパルドンの超合金を販売したのか?(2006年8月販売)しかもこんな高いクオリティの商品として・・・
アーネスト・クラインもバンダイも、どうかしてるぜ・・・
なお「スパイダープロテクター」(盾)は本編ドラマには登場せず、スチール写真でしか紹介されてなかったらしいけど、本商品では抜かりなく付属している。
東映版『スパイダーマン』はリアルタイムで視聴してた世代。
なお当時は日本でも、光文社がマーベルコミックスの日本語版を発売しており(ローカライズは日本語訳のみ、編集はあの小野耕世氏)、自分も光文社のスパイダーマンやハルクを愛読していたので、スパイダーマンのオリジナル・ストーリーは知っていた。
なので、さすがにスパイダーマンが巨大ロボを操縦する設定には、子供ながらに「アメリカはこんなの許すのか?」といらない心配をしていた記憶がある。
しかしこの商品は凄い・・・
レオパルドン本体は可動性が高いし、宇宙戦艦マーベラーに変形するし、さらにソフビ魂の東映版スパイダーマンや、スパイダーマシンGP-7のダイキャスト・ミニカーまで付属している。
さらに台座もギミック満載で、レオパルドン形態とマーベラー形態のどちらもディスプレイ可能、しかもミニカーと腕パーツと武器や防具も収納できる。どんだけ便利なんだよ。
とにかくバンダイの商品へのこだわり、まめさが伝わる逸品。
超合金魂、とにかく尊さしかない。