okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

「墓場の黙示録」 at 墓場の画廊 デビルマン

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デビルマンのイベント「墓場の黙示録」に行ってきた。

  

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場所はお馴染み、中野ブロードウェイの「墓場の画廊」。

 

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Netflixで放映されていたアニメ「DEVILMAN crybaby」の Blu-ray発売記念イベントとのこと。

ただし新作のデビルマン(「新約」と表現されていた・・)だけでなく、原作漫画版(「旧約」と表現されている・・)や懐かしのTVアニメ版の展示物やグッズも豊富。
というか、想像以上に様々なグッズが販売されていたので驚いた。

さすがに墓場の画廊さん、いつもながら「わかってる」、濃いイベントだなぁと感心。

  

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惜しまれながら夭折した故・韮沢靖デザインのフューチャーモデルズのデビルマンフィギュアも展示&販売されていたが、どうもこのフィギュア、一見スタイリッシュでかっこいいんだけど、購買意欲がそそられなかったな。
本イベントでも安価で販売されてたけど、大量に製造されたのか、未だに市場では余ってる感がある。

こんな、変にスタイリッシュにアレンジしたのじゃなくて、もっと原作漫画版の荒々しいアモンの可動フィギュアが欲しいんだよ!

  

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SNSなどでかなり話題となったNetflixの新作アニメ。
ただ、やはり原作信者なので、今時のアニメでリメイクされた「DEVILMAN crybaby」は、しゃらくさそうで観る気が起きない。

ホント、デビルマンは1972年~1973年のタッチのままの原作漫画だけでいいんだよ!

  

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顔出しパネルがジンメンってのも、「わかってる」感がありあり

  

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なお最初は、旧TVアニメ版デビルマンの不動明のTシャツ(黄色地に”A”のマーク)を買おうとしたが、すかさず妻に止められてしまった。

 

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その柄が似合うのは、相当なオシャレ上級者か、相当なオタクにしか着こなせない!中途半端なオッサンには絶対に似合わない!と。
・・た、確かにその通りだ。

 

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とういことで無難に黒のTシャツを購入。

  

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そしてTシャツを購入しようとレジに並んでいたら、1人目に会計していた男性の買い物額が2万円越えで、2人目に会計していた若い女性の買い物額も2万円越えだった。
妻は、「最初のオッサンはわかるけど、なんであんな美人で可愛い娘さんまで2万円も買い物するんだ???つか、なんでデビルマンのグッズに2万円以上払うんだ??」と驚きを隠せなかったけど・・・


そんなん、デビルマンやし当たり前やろ!

  

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そのオシャレで可愛いお嬢さんがレジで店員さんに、「購入額が1万〇〇円(値段忘れた)以上のお客様には、このデビルマンフィギュア(おそらくダブついたフューチャーモデルズのやつ)を差し上げています。ちょっと大きくて邪魔かと思うんですけど・・」と言われて、「きゃ~~!嬉しいです!」と喜んでたけど、いる?それ?って思ってしまったゴメン

 

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 ※なおイベントは本日が終了日でした。

 

DEVILMAN crybaby COMPLETE BOX(完全生産限定版) [Blu-ray]

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DEVILMAN crybaby Original Soundtrack

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デビルマン

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デビルマン 全5巻セット 講談社漫画文庫

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『七人の侍』 感想

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先々週の『椿三十郎』、先週の『用心棒』に引き続き、「午前十時の映画祭9」でいよいよ大本命、『七人の侍』を観てきた。

 

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妻に何度かDVDを観させようとするも頑として拒まれていたが(白黒映画は嫌いという理由で)、さすがに毎週毎週クロサワ作品を観させられて耐性が付いたこともあり、それほど強い拒否感も無く観に連れて行けた。

 

しかし本作、なんと、207分(オリジナル版)もある。
午前10時に上映が始まっても、終わるのは午後1時30分だ。
さすがに3時間強の作品であることは、妻には事前には伝えなかった、というか言えなかった。
『椿三十郎』は96分で、『用心棒』でも110分なので、せいぜい同じくらいの尺だと思っているだろう。

同じく「午前十時の映画祭9」で観た『地獄の黙示録』は202分だった。
さすがにグッタリしたけど、まぁ作品に力があるのでちゃんと鑑賞できたが、今回はどうだろうか。なにせ64年も前のモノクロ映画だし(1954年公開)。

 

本作を劇場で観るのは初めてだが、まさかインターミッションがそのまま入るとは思っていなかった。
スクリーンに「休憩」という文字が映し出されて劇場が明るくなったら、インターミッション有の映画を初めて観た妻はビックリしたようだ。
なお、インターミッションが始まる直前、劇場が明るくなる前にトイレに行く人も何人かいて、何度も観て慣れてるなーと感心したが、そもそも5分間しか休憩がない。
おっとりトイレに行った我々はやはり休憩中に座席に戻って来れなかった・・・

 

また妻が驚いていたのは三船敏郎が演じた菊千代という強烈なキャラクター。
自分もそうだったが、本作を観る前に『用心棒』や『椿三十郎』を観ており、かつ晩年の渋い三船敏郎しか知らない世代が初めて『七人の侍』を観たら、劇中の菊千代を演じている役者が三船敏郎であると認識するまで、かなり時間がかかるだろう。
それほど本作の菊千代というキャラクターの天真爛漫なほどの荒々しさや野蛮さは飛び抜けていて、妻は菊千代が登場してからしばらくは三船敏郎だと気づかなかったらしい。
『七人の侍』の頃の、まだ30代前半の若々しさが残る三船と、『用心棒』や『椿三十郎』の頃、40代を過ぎて渋みを増した三船との違いもあるだろうが、やはり三船の菊千代というキャラクターに対する役作りが徹底していたんだと思う。

 

なお、4Kリマスター版は今回初めて観たのだが、スクリーンで観たことも大きいが、確かに鮮明な映像だった。
何より、DVD版では画質はおろか音質も悪すぎてセリフが聞き取りづらく、字幕が欲しいほどだったが、今回は音声も明瞭で、それほどストレスなく鑑賞することができた。

 

しかし何と言っても、やはり見応えのある作品だった。
侍も農民も全てのキャラが立っていて、3時間の長尺も気にならないほどストーリー、演出ともシンプルでわかりやすくて面白い。
Wikipediaによると、かのスピルバーグ監督は、製作や撮影に行き詰った際は、もの作りの原点に立ち戻るために必ずこの映画を見るとのことだ。

まぁ現代ではクッソ長い映画だけど、本当に見応えのある作品。死にまでに何度か観るべき映画。
(インターミッションが始まる直前のシーンまで記憶してトイレに素早く行けるほど、何度も観るべき作品)

 


Trailer Seven Samurai van Akira Kurosawa

 

 

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七人の侍

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『七人の侍』と現代――黒澤明 再考 (岩波新書)

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