こんにちは!
先日『プリンス論』を読んで、やはり観るべきであると思い直し、初公開(1984年)から30年の時を経て初めて鑑賞しました。
サントラである「パープル・レイン」は本国アメリカでは既に6枚目のアルバム。
デビューから6年で人気・実力とも絶好調の頃で、そんなプリンス主演の映画が制作されるのは本国では必然だったと思いますが、日本でプリンスがブレークしたのは「パープル・レイン」からで、今まで誰も知らなかったアーティストがいきなりハリウッド映画で主演というのがピンとこず、「どうせアイドル映画みたいなモンだろう」と当時の自分は映画は完全スルーしてました。
アルバム自体は何度も何度も聴いたんですけどね・・・
というか、アルバム自体がサントラであることも認識してませんでした。
この後に制作された主演2作目の『プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン』では、ゴールデンラズベリー賞で9部門ノミネート中、見事5部門も受賞するという快挙も聞こえてきたため、プリンスの映画なんて余計に観る気が起きませんでした。
映画は、若きプリンスの自伝的作品で、愛と悲しみを乗り越えて傑作「パープル・レイン」を演奏、スターダムにのし上がるまでを描いた青春物語です。
お話自体はもちろん大したこともなく、メインキャストがほぼ本物のバンドメンバーであるため演技もそれほどではないですが、
いやーーー
プリンスのビジュアル、演奏、楽曲、全てが素晴らしい。
今観ても全然古くない。かっこいい!
まさにプリンス、プリンス、プリンス! でした。
映画では、プリンスの傀儡バンドでは一番売れたという、「ザ・タイム」とヒロインのアポロニアがメインの女性3人組バンド「アポロニア6」など、プリンス以外のバンドも何曲か演奏します。
当時としてはそれなりにイケてたバンドかもしれないのですが、今観るとプリンスの楽曲とは全く比較になりません。
ワザとクオリティに差があるバンドを出したのか?というくらいプリンスの楽曲が抜きん出ていてます。
★★★★★
あとちょっとビックリしたのが、アポロニアの脱ぎっぷりとラブシーンの露骨さ、ねちっこさ。
プリンスが、紫色の愛車「プリンス号」に跨ってアポロニアと湖にドライブにきて、プリンスが冗談で湖に入れと言うと、さっさとパンツ一丁になって湖に飛び込んだり、
騙して湖に飛び込ませたくせに、「愛車のシートを濡らすな!」と鬼のようにつれない殿下。
ラブシーンで、プリンスが、アポロニアのバストはおろかパンティ部分までねちっこくいじり回すという・・・
「これホンマに青春映画か?」と疑問に思うような愛撫シーン。
まぁもともと存在がエロチックな殿下なので、エッチなシーンでもそんなに卑猥には感じないという(笑)。
アポロニアのミュージシャンらしからぬ大胆ぶりに驚きました。
・・・ということで、映画『パープル・レイン』、若きプリンスの魅了が詰まりに詰まった傑作、最高っす!
それではー
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