メディコムトイ デンセンマン レビュー

皆さま、大変長らくおまんたせいたしました!!

リアルアクションヒーローズ No.183　デンセンマン！

「ワーハッハッハッハッハハー！ そうです。
遥か遠いニューギニアの火力発電所から、100万ボルトの電線をひた走り、ただいま参上。日本の皆さん、私がデンセンマンです」

…って、え？ご存じないですか。そうですか。

ヤフオクで8,000円程度と、思ったよりも安価で出品されてたので、「これは厳しい争いになりそうだ…」と腹を括る。
慌てて入札せず終了時間ギリギリまで待とうと思っていたら、･･･うっかり入札を忘れてしまった無念！
･･･と思ったら、アッサリ入札が延長されてました。
今度は早めに入札したものの誰も入札せず、結局、最後まで入札者はゼロで無事落札！

なんで？

2003年10月発売で、1,000体限定生産！しかも新品だよ？
電線音頭で大人気だった、あのデンセンマンだよ？
『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』、みんな大好きでよく見てたでしょ？
『第43回NHK紅白歌合戦』にも出たんだよ？

キャラクターデザインは石ノ森章太郎先生！

…って、ご存じないですか。そうですか。

未開封品なので、おそらく14年くらいの時を経て開封！状態は良さそう！

おー、なんだコレは？

デンセンマン映画のフェイク・チラシが！さすがメディコム･トイ。芸が細かい！

で本体を取り出したら･･･

･･･ん？　触った感触だと、なんか右足がグラグラする。

OH!

なんと！右足が付け根からポッキリ逝ってました！

あと、パンツのスパンコールも次々と剥がれ落ちる！

これが経年劣化か！さすがメディコム･トイ素体！

･･･ボンドや瞬間接着剤でなんとか補修し、気を取り直して撮影開始！

1970年代後半、当時人気絶頂のキャンディーズや伊東四朗、小松政夫などが出てたバラエティ番組『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』、めっちゃ人気番組だったんだけど。

番組中のコーナーで歌われてた「電線音頭」とか「しらけ鳥音頭」、当時どれだけ流行ったことか。

「電線音頭」歌詞

ぁチュチュンガチュン(ぁソーレ)
チュチュンガチュン(ぁヨイショ)

電線に(ぁソーレ)
スズメが三羽止まってた(ぁヨイショ)
それを猟師が鉄砲で撃ってさ

(ョ)煮てさ (ョ)焼いてさぁ 食ってさ
ぁヨイヨイヨイヨイ オットットット
ヨイヨイヨイヨイ オットットット

ぁチュチュンガチュン(ぁソーレ)
チュチュンガチュン(ぁヨイショ)

…って、ご存じないですか。そうですか。

『オレたちひょうきん族』でタケチャンマンと共演したこともあるんだよ！

でタケチャンマンと言えば、デンセンマンのスーツアクターは、な、なんと！
当時の『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』のADだった、現オフィス北野代表取締役社長で北野武監督のプロデューサーでもある森昌行さん！

北野武を「世界のキタノ」に押し上げた立役者がデンセンマンの中の人だったとは！

…って、どうでもいいですか。そうですか。

撮影も終盤に近づいた頃、長時間のポージングに悲鳴を上げた右足が再度ポッキリ！

ついでに右足の膝の関節もポッキリ！
その他、ベルト部が破損したりと、役目を終えたかのようにボロボロに朽ちていく…

ということで、平成も終わろうかという現代ではすっかり忘れ去られてしまったデンセンマンでした！

REAL ACTION HEROES みごろ！たべごろ！ナントカカントカ No.183 デンセンマン メディコムトイ

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小松の親分