巡(めぐる)さん初の個展であるという「次ノ間」に伺った。
巡さんは「緊縛と責め」をモチーフにした、和風小物「緊縛的布小物」の製作とセルフポートレートを撮られているアーティスト。
今年の10月に「カフェ百日紅」で開催されていた「秋の熟女まつり」で初めてお目にかかるまで失礼ながら存じ上げなかったんだけど、当日会場にて色々とお話して頂いて、またそれ以来、ツイッターのつぶやきなど拝見させて頂いて、すっかりファンになってしまった。
場所は「ギャラリーめばちこ」。
高円寺にある家庭料理の「みじんこ洞」さんの、なんと屋根裏にあるギャラリーだという。
家庭料理 まんま みじんこ洞 - 高円寺のてづくり家庭料理店 フリーペーパー ミニコミ ギャラリー
高円寺駅南口からガード下沿いにまっすぐ進んで、路地を右手に曲がったところ。
駅からすぐの場所ながら、賑やかな高円寺商店街の喧騒がウソのように静かな場所。
こちらに伺ったのは初めて。
女性お二人で経営されているお店で、美味しいとの評判だったが(巡さん情報)、確かに。
噂に違わず本当に美味しかった。高円寺に行った際は、是非また再訪したいと思います。
ランチを頂いたあと、「屋根裏」にあるという「ギャラリーめばちこ」へ。
ちょっとだけ急な階段を上がると、おお。確かに屋根裏部屋。
一間の和室で、屋根裏部屋なので場所によっては頭を打ちそうな低いところもあるけど、確かに巡さんの個展にはふさわしい、ひっそりと静かな場所。
「是非とも個展はここでやりたい!」と一目惚れされたそうだ。
巡さんの妖艶で繊細な作品がすごくマッチする、まさに「次ノ間」。
都内の古風なラブホテル・・・というか昔ながらの「連れ込み宿」に、一人だけで入室し撮影されたと聞いて驚いた。
自分のフィギュア撮影と比べるのは申し訳ないんだけど、やはり撮影って大変。
同じ構図でも微妙に色や印象が違ったりするため、ブログにアップするのはせいぜい30枚くらいだが、最低でも200枚は撮っている。
それでも被写体と撮影者は別だからまだ楽だが、巡さんの場合は全て一人で撮影(もちろん被写体も)されてるんだから、本当に大変だ。
その苦労されたセルフポートレートと、またまた素敵な緊縛的ピアスを購入させて頂いた。
ちなみに、ちょうど我々が伺った同じ時間帯に、吉岡里奈さんも来られたのでビックリした。
なお巡さんのツイッターだが、納品や製作でのご苦労が伺われるような「弱音」を、上品な語り口でつぶやかれることも多く、傍で眺めている分には「おー、大変だなー」てな感じで、ちょっとだけ加虐的な気分にもさせられる。しかし絶対に愚痴は吐かれない。
思わず「巡!がんばれ!負けるな!」と応援したくなるようなツイートで、申し訳ないが楽しませて?もらっている。
開催は2日間のみで、残念ながら昨日で終了。
しかしこの不思議な空間で作品を鑑賞できてよかった。
貴重な一日になりました。