『ダークナイト』がIMAX版、初の4D版で緊急公開されるとのことで行ってきた。
本来なら「IMAXレーザー/GTテクノロジー」で鑑賞すべきだが、このコロナ禍である。
豊島区に気軽に訪れるワケにはいかず、ましてや歌舞伎町などもってのほか、ということで、仕方なく死都調布のイオンシネマにて、4DX版を鑑賞することにした。
さて、さんざん観た映画なのでイマサラ感想もないが、「4D効果」としては、まぁこんなもんか、といった程度だった。
少なくとも、TOHOシネマズが採用している「MX4D」よりも「4DX」の方が4D効果としては勝っていると思うが、『ダークナイト』もカーチェイスや格闘シーンなどのアクションシーンばかりではないので、それほど4DXの恩恵は感じられなかった、というのが正直な感想。
それより、鑑賞した劇場のスクリーン自体があまり大きくなくて迫力が今一つだったので、4D版より、やはり本作はIMAXで鑑賞するほうが良さそう。
・・さて『ダークナイト』と言えば、思い出すのが東村アキコ先生の「ダークナイト問題」!
人気マンガ『東京タラレバ娘』において主人公に「出た・・・『ダークナイト』・・・男は大好きだけど女が観ても全然面白くない映画No.1・・・」と、まさに身も蓋もナイトな感想をつぶやかせる、という。。
初めてこの場面を読んだときは少なからず衝撃的ではあったが、この視点は重要!
東村先生は他でも、「『ダークナイト』の良さを飲み会で語る男は公害」とまで言い切っているが、まさに至極ごもっともなご指摘である。
『ダークナイト』に限らず、興味が無さそうな相手に対して、所詮は単なるヒーロー映画。さも名作であるかのように熱く語り聞かせるなんて、不粋もいいところだ。
東村先生のお言葉を胸に、これからも自戒していきたい。
だがしかし!『ダークナイト』はともかく、『ダークマン』や『死霊の盆踊り』を熱く語る男子がいたら、そいつの話は聞いてやってもいいのではないか?