okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2回目) 感想

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「夫婦50割引」を廃止してくれやがったTOHOシネマズには足が遠のいていたが、『マトリックス レザレクションズ』はさすがにIMAXで鑑賞せねばなるまい。
・・満を持してIMAXレーザーで観たが、あの出来である。

夫婦2人で5,000円も出して鑑賞した映画があんな駄作。もうTOHOシネマズには2度と行くまい・・となり、マーベル版スパイダーマン、さほど期待せずに通常館で観たら、まさかの良作!よもやトムホのスパイダーマンで泣いてしまうとは・・・

ということで、今度こそ満を持してのIMAXレーザーでの2度目の鑑賞だが、むしろ初回より泣けたし、より面白く感じたが、こういうことはめったに無い経験。

なにしろ、ソニー・ピクチャーズ版歴代スパイダーマンを演じたトビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドがまさかの出演。しかもカメオ出演レベルではなく、現役スパイダーマンであるトム・ホランドとがっつり共闘するだけでなく、過去作で悲劇的に終わった一部のエピソードに温かいオチまで付けてくれるという、オールドファンにとっては至れり尽くせりの作品になっている。
それこそ『マトリックス レザレクションズ』や、先日観た『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のように、取って付けた懐古趣味だけの作品ではなく、ストーリーもアクションも満足できる、1本の映画作品としてもクオリティが高い名作になっているのがスゴい。
・・正直『アベンジャーズ』シリーズなんて、東映マンガ祭りレベルの子供騙し映画だと思っているが、ヒーロー単体だとそれなりの作品に仕上げてくるのはさすがマーベルといったところか。

 

それにしても、初回鑑賞時にアンドリュー・ガーフィールドがスクリーンに登場したシーンでは、思わず「えっ!?」と声が出て、妻と顔を見合わせてしまった。
そもそも本作にトビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドが出演するかも?という噂は一昨年くらいから言われていたが、劇場公開が近づくにつれ出てくる噂は、過去作のヴィラン達が登場するという話題で持ち切りとなったため、さすがに彼らの登場まではないだろう、というか、過去のマーベルとソニー・ピクチャーズの確執を考えたら、ヴィラン俳優が出るだけでもサプライズなので、完全に虚を突かれてしまった。ここまで緘口令を敷いてそれが徹底されるのも、さすがマーベルといった感じ。

 

しかし本作のピーター・パーカー、本当に大変だったなぁ・・
過去2作までは、キャッキャウフフとハイスクール生活をエンジョイしている、かなり能天気なスパイティ物語だったのに、前作のラストで”ミステリオ”ことクエンティン・ベックに正体をバラされたお陰で、一気に不幸のズンドコに突き落とされてしまうというこの落差よ・・ただラスト、唯一の肉親はおろかハイスクール卒業資格まで失い、恋人や友人、全ての知り合いからも忘れ去られて何もかも失ってしまったピーター・パーカーが、それでもたった一人で「親愛なる友人」活動を続けるシーンは、映画の締めとしては最高だったよ。
まさに、何もかもがアメイジングなスパイダーマン作品であった。。
いやホント、5,000円という大枚を叩いてIMAXレーザーで観た甲斐があったわ・・・

 

いやそれでも、相変わらずエンドクレジットが始まって早々に劇場から出ていく観客がいたんだけど、アレってどういうことだろう。膀胱がパンパンってワケでもないだろうし、わざわざ2,500円も払って観に来た人間が、マーベル映画ではお約束のエンドロール中と後のオマケ映像があることなんて知らないワケないだろうに・・・
ハッ!そうか!今回のエンドロール途中のオマケ映像は、あの子供騙し映画、トム・ハーディー版ヴェノムだと知ってるので、あえて観ない選択してるだけか!なら理解できる!あのヴェノム、駄作過ぎて観る気がしないからなああ。
あとエンドロール後のオマケ映像も、単なる『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の予告映像だしなああ。

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