okurejeの日記

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『サイコ・ゴアマン』 感想

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B級感タップリな、往年のトロマ映画のようなゴアSF作品を期待して鑑賞。

 

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マイナー作品ながらネット上では結構話題になっているが、現時点では都内の上映館は3館のみなので、シネマート新宿の熱気は想像以上だった。

 

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シネマート新宿も、「力入れ過ぎだろ・・」ってくらい頑張っていた。

 

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関連グッズも異様に多くて、売れ行きもよさそう。

 

主役のサイコ・ゴアマンはもちろん、他のクリーチャーも着ぐるみ感と脱力感が半端ないが、意外とスタイリッシュな造形。特にサイコ・ゴアマンの宿敵、テンプル騎士団のパンドラなどは、日本の特撮映画や戦隊モノに多大な影響を受けたというスティーヴン・コスタンスキ監督の趣向が全開で、まさに平成仮面ライダーの怪人そのものだった。

 


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ただ脚本が少し冗長で、せっかく主役の子供たちが素晴らしい演技をしているにも関わらず、若干間延びしたストーリーに感じてしまった。
また思ったほど”毒”が感じられなかったのは、主役が子供たちだというのもあるだろうか。

スティーヴン・コスタンスキ監督が所属するカナダの映画製作会社「アストロン6」は、トロマ社のロイド・カウフマンも注目する「次世代のトロマ」と言われているらしいが、やはりトロマ映画の名作『悪魔の毒々モンスター』には及ばず、毒々ほどのハジけっぷり、ケレンまでは感じられなかった。

 

しかしアホっぽさ満点の楽しい作品なのは間違いなく、子供たちの熱演のお陰でニヤニヤしながら観れる作品なので、スティーヴン・コスタンスキ監督とアストロン6の次回作には大いに期待してる!

 


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・・・あ、それにしても、宇宙怪人のひとりウィッチマスターの声がなぜか、黒沢あすかさんだったと見終わった後に知ってビックリ。黒沢さんがトロント映画祭に出席した際に『サイコ・ゴアマン』のプロデューサーに出演依頼されたそうだ。なんていい話!

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