okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

『犯罪都市 PUNISHMENT』 感想

 

マブリーことマ・ドンソク兄貴の大ヒット・シリーズ『犯罪都市』の4作目、『犯罪都市 PUNISHMENT』を観てきた。
・・正直、韓国の『男はつらいよ』ばりに長期シリーズ化しそうなので、そろそろマンネリ気味になることも懸念される。
・・と言うか前作の『犯罪都市 NO WAY OUT』が、日本人俳優が出演ということで期待値が上がった割に、敵が多すぎてストーリーがやや散漫になり、思ったほど楽しめなかったのも、本作の期待値を下げた要因の一つ。

実際、本作もこれまでと同じパターン。
国外(フィリピン)で犯罪行為を行っていた凶悪犯が本国に戻って悪事を働くが、最後に我らがマブリー演ずる「怪物刑事」マ・ソクト刑事が徹底的にボコるという、おなじみの展開。
そして、パク・ジファン演ずる我らがチャン・イスが、マブリーに脅されて無理やり捜査に協力させられるシチュエーションもお約束だ。


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あと毎回、めちゃくちゃ凶悪な犯罪者たちと対峙しているのに、マブリーの同僚刑事たちが誰も殉職しないのも、なんとなく不自然・・

 

 

じゃ、本作もイマイチだったのかというと・・
・・いや、クッソ面白かった!

まずメインヴィランのペク・チャンギを演じたキム・ムヨルが良かった。
クールで凶悪なキャラクター設定はもちろん良かったが、とにかくアクションがキレキレで、元・韓国軍特殊部隊員という役柄も全く違和感がない。
ラストのマブリーとの死闘も、思わず自分の拳を握りしめるほど迫力があった。
キム・ムヨル、テコンドーやカンフー、カポエラなどの格闘技経験があるらしく、『犯罪都市』過去作のヴィランのなかでも1番ではないだろうか。

お約束のギャグシーンも、あまりしつこいとクドくなるだけだが、今回もいい塩梅で配置されていた。

また今回は、マブリーが過去に殉職した後輩の母娘(おやこ)が営む焼肉屋に何度か足を運び、その都度、娘に小遣いを渡すという人情味のあるシーンも挿入され、やっぱり殉職刑事はいたんだ・・という、ある種の納得感も感じた。

総じて、アクションと人情味、ギャグのバランスが絶妙で、高品質なエンターテインメント作品だった。
ちなみに本シリーズで描かれる犯罪は、実際に韓国で発生した事件をモチーフにしているそうだ。
なので毎回、やけに犯罪描写がリアルだな・・と思っていたが、そういうことだったのか。
やはり、次回作もちゃんと観に行かねば!


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犯罪都市(字幕版)
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