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okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

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BABYMETALと魂(ソウル)のゆくえ

こんにちは!



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ピーター・バラカン氏の「BABYMETAL世も末」騒動がネット上で話題になり、久しぶりに『魂(ソウル)のゆくえ』が読みたくなりました。

本書は、氏が愛するソウル・ミュージックの初心者向けの解説書。
学生時代、この本で紹介されたミュージシャンのアルバムを何枚か買ったことを思い出します。

 

読んだのは20年以上前。
内容はほぼ覚えてなかったのですが
唯一印象に残っているのは、バブル景気に浮かれた日本でも人気絶頂だったマイケル・ジャクソンについて、「プリンスにはソウルを感じるが、彼の楽曲にはソウルを感じない」と言い切っていたこと。

私も当時はプリンスのファンで、マイケル・ジャクソンなんてミーハーだ、と思っていたので「さすがバラカン!」と思ったものでした。

 

なお氏のいうところの「ソウルを感じる」というのは、その楽曲が「ゴスペル・ミュージックからくる感情の高揚があるかないか」であるという。

その楽曲に歌い手の情感、粋(いき)、センスが感じられるかどうか、といったところでしょうか。

 

で、Amazonで文庫を購入しようと思ったのですが、文庫は既に絶版になったのか、中古しか手に入りませんでした。状態はキレイだったので良かったですが。

 

魂(ソウル)のゆくえ

魂(ソウル)のゆくえ

 

 


★★★★★

 


読んでみたら、これが面白かった!

 

ゴスペル、ブルースから始まり、モータウン、スタックス、そして60年代を絶頂に、70年代のディスコ・サウンドで終焉を迎えるまでのソウル・ミュージックの歴史を、ユーモアを交えて素人にもわかりやすく解説してくれます。
また、氏のおすすめのアルバムを熱い解説付きで紹介してくれるという、今読んでもまったく色あせない永久保存版の良書。

 

ぜひ文庫版も再販すべきなのですが、
・・・ただし、「私のような白ん坊が・・・」とか、現代では禁止ワードになっている表現もあるので改訂は必要。

 

そして例のマイケル・ジャクソンに対しての記述、あらためて読んでみるとかなり手ひどい言いよう。
ジャクソン5の頃のマイケルにはソウルを感じたが、
「『スリラー』を最初に聞いた時がっくりきた。「何だ、この程度のレコードか」。
さらにびっくりしたのはそれがあそこまで売れまくったことだ。
もうマイケルに、私がこれ以上音楽的に期待するものは何もない。」
と、もう身もフタもないほどのぶった斬り!

 

あの世界的なスーパースター・ジャイケルすら、『スリラー』以降は見向きもしたくないと言ってるバラカンさんですよ。
いわんや「BABYMETAL」においてをや、といったところではないでしょうか。


そして本書は、
”人種として前進すればするほど、我々の音楽が中身の薄いものになってゆくのはなぜだろうか”
というスパイク・リー監督のコメントと、

「今の時代に育つ人たちが現在流行している画一的なポップ・ミュージックしか知らずに大人になってしまったらあまりにももったいない。
もしこの本がきっかけで一つでもソウル・ミュージックの名作に出会ってもらえたら私にとっては最高に嬉しい。そこからは各自、自分の道を歩むことだね。
という文章で締めくくられます。


私的には、AKBなんて「秋元康の養分吸収装置」くらいにしか思えないのですが、BABYMETALはなかなか面白くてかっこよいので、頑張って欲しいな、と思っています。
欧米人のちょっとギークっぽい若者たちがライブで熱狂している様を見てるのも面白いし。

 

しかししかし。
アイドル好きな若い人たちも、さすがに、マイルス・デイヴィスの『Kind of Blue』を聴きこめ!とまでは言わないけれど、和洋問わず古今問わず、色んな音楽をいやいやながらもちょっとでも聴いてみることはいいことだと思いますよ。人生の幅が広がる・・・っていうか・・・って、

 

うっせ!くそジジィ! ってか。 ガハハハ!

 

 


So What by.Miles Davis



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それではー

 

 

魂(ソウル)のゆくえ

魂(ソウル)のゆくえ

 

 

 

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