自分的にはそれこそ「モブ」映画だったので完全スルーのつもりだったが、ツイッターのタイムラインで面白かった!という感想が多く流れてきたので、じゃぁ行ってくっか!となった。
映画、フリー・ガイ観て来た!元来ピクサーなどに採用されるようなアイディアを実写で作った 最新型センスの実写映画だった!ひと時も飽きさせる時間が無く最後までこれぞエンタメを体現してた!こーゆー映画はハリウッドしか作れない。良い映画だった。
— 奥 浩哉 (@hiroya_oku) 2021年8月13日
スッキリした! pic.twitter.com/ExFIpShBXS
人気ネットゲーム上のNPC(ノンプレイヤーキャラクター)が実は進化したAIで、創造主である人間のプレイヤーと共にゲーム上で冒険を繰り広げるというSFアクション。主人公のNPC「ガイ」を演ずるのは、デッドプールのライアン・レイノルズ。
奥浩哉先生も仰っているが、本作はまるで、ピクサーなどのCGIアニメーションを実写で表現したような作品。
『レディ・プレイヤー1』では、ゲーム上の仮想世界でプレイヤーが縦横無尽にバトルを展開するシーンはCGだが、ゲーム上の世界も実写で表現したのが『フリー・ガイ』といえる。
ストーリーは、天才プログラマーが自作ゲームのプログラムを盗用して成功した社長の悪事を暴くため、自分が作ったプログラムのキャラクターと共闘する・・って、まんま『トロン』(1982年版)そのものだが、NPCのAIが進化して独自の思考を持つようになった、というアイデアは現代的で面白い。
また、最初はレベル0だったキャラクターが、何度も失敗したり殺されたりしながら自身のレベルを上げていくのは、『コンティニュー』で観た・・って、・・・割と既視感あるなこの映画・・・
まぁハッキリ言えばこの作品、『レディ・プレイヤー1』とか『トロン』とか、『コンティニュー』や『マトリックス』など、いろんな名作SF映画を足して割って、薄~く伸ばしてマイルドにしたような、、要するにパンチの弱い作品だった。奥先生大げさすぎる。
あと観終わってモヤっとしたのは、テーマ曲なのか、トム・トム・クラブの名曲『Genius of Love』のイントロだけが頻繁に流れて、なかなかセンスのある選曲してるな・・と思ったんだけど、なぜかイントロしか流れないので欲求不満だったのだが・・・一緒に観た妻が、映画はそれほどでもなかったけどマライア・キャリーの曲は良かった!と言ってたので、「へー。マライア・キャリーの曲が使われてたのか・・・(マライア・キャリーの楽曲は一つも知らないけど)」と思ったが・・・
なんと!マライア・キャリーの『Fantasy』って曲で、『Genius of Love』をサンプリングした楽曲だったという・・
いやいや、サンプリングして作った曲じゃなくてオリジナル曲を使えよ!