okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

MAFEX ALIEN(エイリアン) Xenomorph(ゼノモーフ) レビュー

 

先日『エイリアン:ロムルス』を鑑賞してから、「ビッグチャップ」のアクション・フィギュア欲しい熱に浮かされてしまった(映画自体は面白くなかったが)。
しかし現在、ビッグチャップのアクション・フィギュアの一般販売は殆ど終了しており、気軽に購入可能な商品がほぼ無かったが、豆魚雷さんで「MAFEX マフェックス No.084 エイリアン」を2点だけ再販売していたので、即購入(現在は既に売り切れ)。

 

 

「MAFEX マフェックス No.084 エイリアン」
2019年6月発売の、手頃な価格で造形が優れているアクション・フィギュアとして知られている商品。
・・ただ、色々と問題もあることで有名な商品でもある。

 

 

 

 

ブリスターから本体を取り出した途端に、ヘッド・パーツが外れて飛び出してしまってビックリ!
この商品、造形は素晴らしいけど、ジョイントがゆるいので色んなパーツがすぐにポロリしてしまう、ある意味欠陥商品としても有名らしい。
購入した商品については、右腕と胴体、背中の突起がすぐにポロリ。

 

 

 

・・・まぁある意味、プレステ3発売時の「物売るっていうレベルじゃねぇぞ!」なレベルかもしれない。
当時はメディコムに問い合わせが多かったのでは?と推測する。

 

 

ただジョイントゆるゆるは置いといても、とにかく造形は素晴らしい。
そして、サイズがデカい!
S.H.MonsterArtsでもビッグチャップを販売していたらしいが、ネットで両者を並べた画像を見たら、親子ほどの差があるくらいS.H.MonsterArtsは小さかった。
やはり、大きいことはいいことだ。

 

 

 

 

 

いやぁ、素晴らしい造形。
まるでエイリアンのスーツアクター、ナイジェリア出身のボラージ・バデージョ(Bolaji Badejo)が入ってる感があって、このサイズのビッグチャップのアクション・フィギュアとしてはトップレベルではないだろうか。すぐポロリするけど・・

 

 

 

 

とにかく、ポーズを変えるごとにどこかのパーツがポロリするんだけど、ここまで造形がいいと、頻繁なポロリすら、あまり気にならなくなる・・

 

 

 

なお本商品、ヘッドパーツが2つ付属している。
当初、違いがよくわからなかったが、ネットで色々と調べてみたら、なんと、1作目の『エイリアン』では、2種類のヘッドが製作されていたらしい。
1種類は、本作のクリーチャーデザイナーであるH・R・ギーガーが製作したヘッドで、もう1種類は、視覚効果アーティストのカルロ・ランバルディが製作した、インナーマウスが飛び出すギミックを仕込んだヘッド。

まずこちらはH・R・ギーガー版ヘッド。

 

 

 

 

そしてこちらはカルロ・ランバルディ版ヘッド。

 

 

 

 

『エイリアン』はもちろん好きな映画作品だが、そこまでマニアックなファンでもなく、所謂「ビッグチャップ」についての知識は殆ど無かったが、ネットで少し調べただけでも、かなり奥が深かった。
そんなマニアックな2種類のヘッドパーツを付属させたMAFEXの本商品、かなり力が入っていると言わざるを得ない。

 

 

ヘッドのフードを外して比べてみると、向かって左側がランバルディ・ヘッド、右側がギーガー・ヘッドとなるが、ランバルディ・ヘッドのほうは、ガイコツの目が少し細くなっている。
これは、ギーガー・ヘッドでは本物のガイコツが使用されているのに対して(?)、ランバルディ・ヘッドのガイコツ部は、ギミックを埋め込む関係か、ラテックス製のため、少し潰れて歪んだためらしい。
口元周りの造形も差分があり、そこも細かく造形されているそうで、本当にマニアックな商品だと言える。

 

 

・・はっ!ヘッドのフード部とヘッド本体が外せるのはいいが、フィットしていないのもオリジナルを再現してるのか!?

 

 

一般的なエイリアン・フィギュアでは、インナーマウスは引き出し式だと思うが、本商品については、長いパーツと短いパーツ、顎パーツも付け替えなくてはならず、かなり面倒。
しかしこれも、オリジナルの造形をなるべく崩さないための苦肉の策かもしれない。

 

 

 

 

フェイスハガーとチェストバスターも、一見ちゃちな印象だが、よく見ると造形も細かくてペイントもしっかりされている。

 

 

 

 

1/12スケールのフィギュアとも絡めやすいのもいい。

 

 

 

さすが、エイリアン造形の第一人者である藤本圭紀氏の造形。
このサイズのフィギュアに、よくもこれだけオリジナルのデザインを再現できたものだ。
これでポロリさえなければ・・

 

 

 

いやーそれにしても、「絵入りアンまんじゅう」をリアルタイムで読んだ世代なので、1作目『エイリアン』も昔から知ってはいるけど、本当に1作目は奥が深い作品だ・・

 

 

なお、エイリアン関連のトリビアについては、豆魚雷さんの豆ブログを読めばだいたいわかるようになっています。

豆blog / 豆ブログ:豆魚雷のフィギュアレビュー

 

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