okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

『ファンタスティック・フォー』 感想

こんにちは!

 

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昨日ですが、ジョシュ・トランク監督作品『ファンタスティック・フォー』を観てきました。

2005年に公開された『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』と
2009年に公開された『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』の前2作のリブート版です。

 

まぁ前作はヌルい作品で、ジェシカ・アルバがイイ女だったなぁ、ゲハハ、くらいの印象しか残らない凡作でしたが、

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そもそもファンタスティック・フォー自体、主人公がゴム人間だったり透明になるだけだったりと、どちらかというと地味めなヒーローなので、これの実写映画化自体がハードルが高い気がします。

 

・・・んで本作ですが、「マーベル映画始まって以来の黒歴史」と言われるほど本国アメリカではすさまじい酷評で、監督が公開前にツイッターでネガティブ発言するなど、製作陣の不協和音も聞かれ(ちょっとどこかの進撃の何とか実写版みたいな感じ?)
Yahoo映画レビューでもボロクソに書かれてます。

 

そうなると逆に興味が引かれ、やはり全然乗り気のしない妻を無理やり連れて、チケット代をドブに捨てるつもりで観にいった次第です。

 

なお今回は事前の予習といってはアレですが、ジョシュ・トランク監督の2011年のヒット作である『クロニカル』を前夜に観ました。

 

この作品は、普通のアメリカの高校生男子3人が、森の中で、地球外のモノと思われる物体を触ったことで超能力を身につけ、最初はイタズラ程度で能力を使っていたのが(スカートめくりとか・・・)、次第に街を破壊するほど暴走していく・・・といった、大友克洋のコミックをリアルに実写化したような、なかなかの力作でした。

 

・・・こういう作品を撮った監督の『ファンタスティック・フォー』は期待できるのではないか?
と思って観てみたら、・・・いや、むしろ、面白くないシーンを探すほうが難しいほど、
よく出来た作品でした。

 

本作は、ヒーローが出現するまで1時間ほど待たされる、という不満もよく言われてますが、主人公の少年時代から高校時代までの科学少年ぶりをじっくり描いた前半のストーリー、まさに「理系の子」がキラキラした夢を実現していく過程を描いていて、面白かったです。

 

その主人公のゴム人間リードを演じるのは、話題作『セッション』の主役を演じたマイルズ・テラーで、本作でも危なげない好演で好感もてました。

 

前作のようにマンガチックではなくリアルにヒーローを造型しているのも、成功していると思います。

 

しいていうなら、ラストは少しやっつけ感があり、取って付けたようが印象はありましたが、何度も言って恐縮ですが、そもそも、ゴムゴム人間とか岩石岩男とか火の玉ボーイとか、どちらかというとマヌケで地味なヒーロー作品。
それをここまでの作品に仕上げたのは監督の手腕と言うべきではないでしょうか。


出来ることなら同監督で続編も観たいのですが・・・


今回の監督のツイッターでのネガティブ発言のせいで、ハリウッドそのものでの映画活動も難しくなっているとか・・・


★★★★★


ところで昨日の鑑賞ですが、やはり観客は少なかったのですが、それでもこんな映画を観にきたボンクラで気のいい人たち。
エンドロールが始まっても誰1人席を立つことなく、マジメに、最後のオマケ映像を待っていたのですが・・・

 

なんと!マーベル映画なのにオマケ映像がない!!


なんか、監督以外のスタッフの悪意を感じるというか・・・

 

というかそれ以前に、本作では、恒例のスタン・リーのカメオ出演がありませんでしたっ!!

 

あんなクソ映画(アベンジャーズ・シリーズ)に出るくらいなら、この映画にも出てやれよジジィ!

 

 

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それではー

 

 

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ファンタスティック・フォー:銀河の危機 [Blu-ray]

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