こんにちは!
先週訪れた「新宿末廣亭」に引き続いて、東京に4つある落語定席の一つ、浅草演芸ホールに行ってきました。
場所は浅草寺近くの浅草公園六区、東京屈指の観光地で土曜日。
しかも、先週の新宿末廣亭で観損なった、橘家文蔵師匠の襲名披露口上もあり、さらにはお馴染み春風亭小朝師匠も出演されるため混雑を予想。
事前に弁当も買わず、昼の部のチケット発売開始の11時ちょっと前に到着したら、既に販売開始されてました。ヤバイ!
慌ててチケット購入してホール内に入ったら、まだまだ席には余裕があったのでホッとしましたが、開演直前にはほぼ満席でした。
(今回は特別興行のため一般3,000円でしたが、通常は2,800円)
ホール内は新宿末廣亭と似たような雰囲気、古さで、同様に2階席もあります。
ただしこちらは末廣亭と違ってアルコールの飲酒はOKです。
昼の部開演の11:40までに腹ごしらえということで、入り口近くの小さな売店でいくつかお弁当を購入しましたが、ちょっと失敗しました。
コスパとクオリティを考えたら、あらかじめ場外で購入してから入場するほうがいいですね。
この「むすびっこ」なんて、箸がついてないからおかずが喰いにくいこと!
おにぎりはコンビニおにぎりだし!
なおこちらの寄席ですが、場所柄もあるのか団体客や高齢者のお客さんが多く、どちらかというと「ベタ」なお客さんが多い印象です。
今回は、妻の隣に途中から座った、既に缶ビールでほろ酔いのおじいさんが、なかなかツワモノでした。
芸人さんに大声で野次を飛ばしたり、コンビニ袋をガサガサさせながらツマミを食ったり、独り言いったり(出演中の芸人さんの悪口や褒め言葉)、両隣の他人のお客さんにいきなり話しかけてきたり、果ては文蔵師匠の襲名披露口上の最中にガラケーが鳴って、止めるまでかなり時間がかかったりと、まさに昭和の感覚をそのまま引きずった観劇マナー!
結構ハラハラしたのですが、その、いかにも下町のオジサンらしさが、なぜか憎めなかったです。
★★★★★
さすがに2週連続寄席ともなるとリラックスし過ぎたせいか、新鮮味も薄れたと言うか、実は前半はそれほど楽しめなかったのですが、先週の新宿末廣亭にも出演されてた桃月庵白酒(とうげつあんはくしゅ)師匠が登場した当りから盛り上がってきました。
桃月庵白酒師匠、やっぱり面白かった。さすがです。
で、今回初めて観た襲名披露口上。
三代目 橘家文蔵師匠の後見人であるお歴々の口上、どなたも面白かったです。
貴重な経験ができました。
後見人として口上されていた(4代目)三遊亭金馬師匠の噺、これまた名人芸、笑わせて頂きました。
また春風亭小朝師匠の語りも本当に滑らかで、さすが落語の天才。
でも主観ですが、噺にちょっとだけ女性蔑視的な味わいもあって、さすが金髪豚野郎の異名を取るだけのことはある!と思いました。
トリの文蔵師匠の高座も迫力があって、なんだかんだでやっぱり、今回も楽しめました。
しかし、11:40から16:30までの長丁場。
5時間の昼の部だけでもかなりお尻が痛くなりましたが、こちらも新宿末廣亭と同様、昼夜入れ替え制ではないため、体力のある方は夜の部も楽しむことができます。
顔ハメもある。蘭ちゃんさんにハメてもらいたい
さて、都内4つの定席でラストに行くべきは「池袋演芸場」。
伝統的に客足が悪い格下の寄席と揶揄され、wikipediaによると「池袋秘密倶楽部」の異名を持つと言う(マジか!)こちらの寄席には、いつ訪れることができるのか?
それではー
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