香港のフィギュアメーカー「threezero」の「ロボ道」シリーズの第一弾は、みんな大好き『機動警察パトレイバー』のイングラム1号機!
threezeroといえば、hottoysなど有名どころのメーカーでは扱わないようなレアなキャラクターを1/6アクション・フィギュアで商品化してくれる奇特なメーカーではあるけど・・詰めが甘いというか、クオリティがどうにもアレで、過去に何体か購入したけど、全て早々に売り払ってしまった。
この「ロボ道」は、主に日本のロボットアニメを、1部パーツに亜鉛合金ダイキャストを用いてコストパフォーマンスを高めた新シリーズとのことだが、ヒューマン系のフィギュアは残念な商品が多かったthreezeroだけど、さてこの商品はどうだろうか。
付属品は多過ぎず、ほどよい量でちょうどいい。
1/35スケールということでそれほど大きな商品ではないけど、ダイキャストパーツ使用のおかげで、確かに(ちょっとだけ)ズッシリ感はある。
可動部も多く、アクションポーズもとりやすい。
関節部を覆っている布パーツも渋くていい感じ。
ギミックも凝っていて、ふくらはぎの拳銃(ハンドリボルバーカノン)収納部は、カバーを開くとハンドリボルバーカノンがせり上がってくる。そして右手が伸縮して、収納部からハンドリボルバーカノンを取り出しやすい機構になっている。これ、原作通りの動作らしいけど、人型ロボットとは言え人間と同じような滑らかな動作は難しいので、腕から遠い収納部から銃を取り出しやすい設計にしてるなんて、なかなかリアルなドラマなんだな、と感心してしまった。
パトランプの発光ギミックもカッコいい。
ただ、AG1ボタン電池を入れるのはちょっと面倒。そして、デモ用のボタン電池を付属してくれないところがthreezeroらしい。
ちなみに『機動警察パトレイバー』だが、メディアミックスの走りとなった先駆的な作品であり、多くのコンテンツが発表されている人気作なのだが・・・実はコミック版しか読んだことがなく、・・しかもkindleの無料版のみという・・
そんな奴がフィギュアなんか購入するな!っていう話なのだけど、既に30年以上前の作品ながら、かねてから、パトカーをモチーフとしたパトレイバーのメカニック・デザインは、今見ても斬新でカッコいいと思っていて、出来のいいフィギュアが販売されたら購入したいと思っていた。
・・ゆうきまさみ先生のコミック版も無料の4巻までしか読んでないのだが、ストーリー自体も、今読んでも斬新で面白く、大きくなったら全巻を大人買いしたいと思っている。
なおネットニュース編集者の紐野義貴さんからは、アニメも是非観るべき!と言われているのだが、Amazonビデオ一択で、かつ可能な限り Amazon Prime Videoしか視聴しない我が家では、現時点ではハードルが高い。しかし、いつか機会を見つけてアニメも鑑賞してみたい。
初期OVA→劇場版1・2→TV版→後期OVAの順がいいらしいです。あと今劇場版1が4DXで公開中。
— ダディ・ザ・グッドバイブスa.k.a.紐野義貴 (@yoshitakahimono) 2020年8月12日
ということでロボ道のイングラム1号機だが、とても丁寧な造りで、ギミックも豊富。よく動くしスタイルもカッコいい。これは・・久しぶりに永くコレクションしたくなるthreezero商品になりそう。