ドラマ『トリリオンゲーム』が面白い。
初めて原作の表紙を見たとき、池上遼一先生にしてはちょっと軽いタッチの作画だな・・
とは思っていたが、読んでみようとまでは思わなかった。
しかし、ドラマ化が決定して、吉川晃司も出演すると知ったので、kindleの無料版で2巻まで読んでみたら、思っていたより軽い話ではなく、現代的なサクセスストーリーで面白い!と思った。
池上遼一先生といえば、例えば『サンクチュアリ』など、いかにも劇画調のアンダーグラウンドな男2人の裏街道サクセスストーリーをイメージしてしまう。しかし『トリリオンゲーム』の主人公、ハルとガクは、今どきの若者でキャラクターのタッチも軽い。そんな2人が徒手空拳から起業して、億万長者ならぬ兆万長者(trillionaire)を目指すという、スリリングな物語になっている。
池上遼一先生の作画も、今までの作品と比べるとポップな雰囲気になっていてギャグっぽいシーンも多く、こんな感じの絵柄もイケるんだ!と思ってしまった。
それにしても池上先生、御年79歳なんだな・・・
確かに昔から活躍されてるベテランなんだけど、洗練された作画なので、なんとなく若いイメージがあったが・・ 来年は傘寿になられるのか・・
それでもこれだけの作品を描けるなんて凄い!
ドラマの方も想像以上に面白く・・
・・というか、池上先生の作品が実写ドラマ化されるのは今回が初めてらしい。これもちょっと驚き。
あれ?『サンクチュアリ』は?と思ったが、あれはドラマではなく映画だったか。
ドラマ『トリリオンゲーム』は、とにかく面白い。最近観たドラマのなかでもトップレベルで、次週が待ち遠しいと思った作品なんて久しぶりかも。
ハルを演じる目黒蓮クンがとにかくいい。
パリピっぽいキャラクターで明るいが抜け目がない、というか、かなり腹黒そうだけど人情に厚い、という難しいキャラクターを、危なげなく演じている。
なんだかんだあるけど、さすがジャニーズのトップ・タレントだけある。
ジャニタレなんて演技下手、なんて言われてたのも今は昔の話で、そもそも何百人というジュニアから抜きん出た才能を持った一握りの人材。ジャニーズ事務所の底力を改めて感じさせる目黒漣クンの好演。
吉川晃司が演じる祁答院一輝は、ハルとガクを投資でバックアップする役どころだけど、吉川晃司がこの役を引き受けた理由が、才能ある若い人を応援する役柄で、自分も同じように、頑張っている若い人たちをバックアップしていきたいから、とテレビのインタビューで語っていた。
いかにも吉川晃司らしい理由だと思う。
見た目はチャラいイケおじだが、ハルと同様に抜け目なく、実は義理人情に厚いという祁答院は、まるで吉川晃司の当て書きで生まれたキャラクターかのように感じる。
・・・でライブの話だが、今回何が凄かったかって、コーラスで参加した大黒摩季との「HEART∞BREAKER」を生で聴けたこと!
もう13年も前の楽曲なのに、当時の映像そのまんまの歌唱力と迫力で、本当にええもんが観れた!
とにかく眼福!
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