『フォールガイ』　感想

ライアン・ゴズリング主演のアクション映画とのことだが、予告編を観てもあんまり面白くなさそう。
スルーのつもりだったが、あまりに観たい映画がなかったので期待せずに観に行くことに。

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なんでも80年代の米ドラマ『600万ドルの男』のリー・メジャースが主役の『俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ』というTVドラマシリーズのリメイクらしい。
80年代のTVドラマの映画版リメイクといえば、『チャーリーズ・エンジェル』や『特攻野郎Aチーム』など、現代的にアレンジされたスタイリッシュな作品群を思い出す。
本作『フォールガイ』も、元のドラマは未見だが、それなりに面白いのかもしれない。
なお監督のデヴィッド・リーチもスタントマン出身ということで、まさに、スタントマンを主役とした本作にふさわしい監督。やっぱ面白いのかな。

ストーリーは、ワザとやってるのか？と思うくらいベタベタなポップコーンムービー。
すっかり大御所俳優となったライアン・ゴズリングが、なんでこんな脚本の映画に出演する気になったのかと疑問に思ったほどロマンスシーンもくどく、単純な物語だったが、とにかくアクションシーンは痛快で、劇場で観るべき、そしてこれこそ「頭を空っぽにして（無理！）」観る映画であると思った。
強いて言えば、ベタなロマンスシーンが長すぎて、ちょっと作品のテンポを損なっていると感じたが、今どきの映画でアクションは派手ながらスタイリッシュだし、他の映画の小ネタをちりばめているのも今どきで、確かに観ていて楽しい映画ではあった。

・・ただ、オリジナルのTVドラマ版を全く観たことがないため、イマイチ『フォールガイ』という作品自体に乗れなかったのと、映画リメイク版の『チャーリーズ・エンジェル』や『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』を鑑賞した2000年代初頭と違って、コロナ禍から始まって世界情勢も安定しない現代では、あからさまなポップコーンムービーを脳天気に楽しめない、という心持ちもあり、個人的にベストな作品とは思えなかった、というのが正直な感想か。
それでも、それなりにハリウッド大作であり、集客も望めそうな作品だと思った割には、公開日初期から都内の映画館では、早朝とか夕方とか、ちょっと気軽に観に行けない時間帯でしか字幕版が上映されていないのが不思議・・
なんかどの劇場も、邦画『ラストマイル』ばっかり上映してたけど・・・

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トップ10が全て邦画！・・いや、邦画が頑張ってるのは喜ばしいことではあるけど・・
マンガとかドラマの映画版とか、子供向け映画ばっかりだ！😲