okurejeの日記

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『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』 感想

 

春まで待てば地上波やストリーミングで視聴できるのはわかっているけど、やっぱり少しでも早く「柱稽古編」を観たいという気持ちは抑えられない。

 

 

「刀鍛冶の里編」の最終話である11話と、「柱稽古編」の第1話を劇場公開版とした本作。
普通に面白かったが、劇映画としては、前回の『「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』ほどの感動を感じなかったかも。

 

まず「刀鍛冶の里編」11話だが、確かに大スクリーンで鑑賞すると迫力があるし、感動もする。
ただこれは、「刀鍛冶の里編」全般についての感想なんだけど、なんとなく本編は、前シリーズに比べて間延びしているとういか、テンポが悪かった。特に時透無一郎の過去エピソードは、原作にないストーリーも追加されていて、あまりに長すぎた。
いくらアニメ版では尺を伸ばす必要があるからといっても、ここまでしなくても・・

改めて劇場版の11話だが、やはり演出がくどすぎて、原作では2コマくらいで終わっているシーンを必要以上に伸ばしていて、あきらかにリズムを殺している。
過去、原作の連載に追いつきそうなドラゴンボールのアニメ版、やむなく原作のたった1コマを、ドラマでは1話30分にして放送したという伝説を思い出してしまった。
原作の中でも特に好きな「刀鍛冶の里編」だが、アニメ版のテンポの悪さはちょっと残念だった・・

 

そしてお待ちかねの「柱稽古編」。
・・というか・・原作での柱稽古のエピソードは、15巻の序盤から16巻の中盤ちょい前くらいのエピソードであり、ほぼ原作の1巻分しかない。これをドラマ1クール分で放送しようというのは、ちょっと無理があるのでは?と思っていたが、大丈夫だろうか。
・・案の定というか、「柱稽古編」1話では、原作にない不死川実弥と伊黒小芭内の鬼退治エピソードが盛り込まれており、これって完全蛇足だったドラマ版「無限列車編」と同じ、余計なアニオリではないだろうか・・
原作では、16巻中盤から最終23巻の約8巻で、無限城編とラストの鬼舞辻󠄀無惨との大バトルを描いている。
普通に考えたら、「柱稽古編」と「無限城編」で13話1クール、「最終決戦編」を劇場版とするのが妥当のような気がするが・・

「疑いは晴れた 誰がなんと言おうと私は君を認める 竈門炭治郎」

岩柱・悲鳴嶼行冥の修行シーンは何度読んでも泣けるんだけど、それでも、マジで「柱稽古編」だけで1クールやるとなったら、間延びした展開になるのは間違いないような・・

 


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なおアニメ版「刀鍛冶の里編」だが、一番納得いってないのは、「ゲスメガネ」こと前田まさおを出さなかったことだ!
余計なアニオリはいいから、前田まさお出せよ!

 

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