okurejeの日記

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『ぼんとリンちゃん』 感想

こんにちは!

 

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「どうして生まれてから大人になった時に照明さんになろうと思ったんだろう?」
「なんで自分の人生を女優さんの声を録ることに懸けてるんだろう?と考えちゃう」

 ・・という今年の流行語大賞をとりそうな名言がありましたが、『ぼんとリンちゃん』はストーリーのみをなぞれば、「小林啓一監督はなんでこの作品を撮ろうと思ったんだろう?」と思わざるを得ないほど、抑揚の少ない物語。

 

ストーリーは、典型的な腐女子の女子大生、通称「ぼん」こと四谷夏子と、彼女の幼馴染で年下の友人、通称「リンちゃん」こと友田麟太郎が、連絡が取れなくなった2人の共通の友人である通称「肉便器」こと??「みゆちゃん」を探しに東京へ行くという、強烈なオタクキャラがベースの青春映画ですが、これがかなりの名作でした。劇場で観れなかったのがマジで悔やまれる!

 

冒頭から、オタク女子の厨二病チックなセリフのマシンガントークが炸裂!

「のう、淫獣と書いて友よ。御主なかなか淫魔狩りが得意であったのう。どうだ?共闘してみないか?そなたがいれば、この漆黒の闇の光となり力になるであろう!」

・・・みたいな、イラっとするような言い回しの連続で、映画初出演で初主演の佐倉絵麻ちゃんが、それこそ「オタクの申し子か!」くらい熱演している。彼女の痛くてカッコいいオタク演技が最高でした。

そして、ぼんが使役(しえき)する、42歳素人童貞でエロゲ好きの会田直人、通称「べび」のゲスくてダメダメなキャラクターも最高。演じるのは、桃月庵白酒(とうげつあんはくしゅ)さんという現役の人気落語家さん。

その他の登場人物もクセがあって魅力的なキャラクターばかりで、彼らとの掛け合いや細かい所作、感情の機微も鮮やかに繊細に表現されており、今年観た作品のなかではトップクラスのレベルと感じました。

また軽い作風ながらも社会性のあるテーマもあり、ぼんとリンちゃんが、風俗で働き出した友人みゆちゃんを連れ戻そうとしたら、「お客さんから喜ばれることが嬉しいからこの仕事はやめられない」と拒否されてしまうシーンでは、最近読んだ、『職業としてのAV女優』(中村淳彦著)が思い出されました。

 

 

 

AV女優という職業は昔ほど暗いイメージでも劣悪な労働環境でもなくなったが、最近は供給過多のため、望めば誰でもAV女優になれる時代はないそうだ。しかし働き口としては狭き門であるにも関わらず、いざその世界に飛び込んでみても、それほどの高収入は望めないという、現代のAV女優というお仕事の実態がよくわかる書籍でした。

AV女優になろうとした動機については、昔なら借金苦から仕方なく、という理由が主だったのが、最近ではファンやクライアント、自身の所属事務所から喜ばれるといった、他社からの承認欲求が満たされるという理由でAV女優を続けている女性も少なからずいるそう。ただ彼女たちの多くは、複雑な家庭環境で育った女性でもあるという。


なお映画鑑賞後、小林啓一監督が書かれたノベライズ版も読んでみたのですが、 

 

 

こちらのノベライズ版では、映画本編の前日譚や後日譚、映画では描かれていなかった各キャラクターの心情や生い立ちなども詳しく書かれていてとても面白かったのですが、「肉便器」ことみゆちゃんの家庭が色々と複雑であることも語られていて、『職業としてのAV女優』とクロスしてしまいました。・・・あ、なぜ「肉便器」ってアダナを付けられたのか、そのワケも書かれてます。(大した理由ではないですが)

 

というワケで『ぼんとリンちゃん』、傑作ですのでノベライズ版と併せて、みなさんご覧になってはいかがでしょうか。

 


映画「ぼんとリンちゃん」予告編 - YouTube


★★★★★


リンちゃんを演じた高杉真宙クンがまた、まぶしいくらいのオタク美少年で、これがめっちゃ萌えてしまうワケですが、高杉クンといえば『仮面ライダー鎧武』で仮面ライダー龍玄をやってましたけど・・
いやー平成ライダーは『仮面ライダーウィザード』以降、現在放映中の『仮面ライダーゴースト』まで、どの作品も漏れなくめっちゃつまらないのですが誰か何とかしてくれませんか?

 


映画「ぼんとリンちゃん」 主題歌「迷子のリボン」(40mp) - YouTube


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それではー

 

 

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