okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

『春画先生』 感想

 

『春画先生』
スルーのつもりだったのだけど・・

「午前十時の映画祭」でも朝早くから劇場に向かうのが一苦労なのに、午前9時15分の上映回なぞ全くありえないのだが、舞台挨拶でナマのケンジと一文字隼人を見たい一心で新宿ピカデリーまで出張ってきた。

 

 

・・で作品。

多くのお客さんが、内野聖陽が演じる、「春画先生」なる一風変わった春画研究者が、北香那が演じる若い女性に春画の魅力を伝え、春画の世界に誘っていくコメディ・タッチの作品だと思っていたのではないだろうか。
かくゆう自分もそう思っていたのだが、最初こそ、鑑賞方法や作者ごとの魅力など、素人にもわかりやすく春画についての解説を行っていて、なるほど、勉強になるなーなんて思いながら観ていた。
しかし、柄本佑が演じる、「春画先生」の弟子を自認する編集者が登場してから物語のタッチが変調し、ロマンポルノ仕立てのドロッとした愛憎劇になってしまう・・
そもそも濡れ場がある映画とは思ってもいなかったので、北香那と柄本佑のそれなりなベッドシーンにはちょっと驚いてしまった。
一番驚いたのは、柄本佑のビキニパンツ一丁姿!そしてなんと、後姿になったらTバック!
一文字よ、お前はなんて見事な肉体美の持ち主なんだよ!
・・股間の具の詰まり具合といい、柄本佑がとにかく一番の衝撃だった。

てか北香那、春画の魅力に引き込まれたのかと思ったら、結局春画先生に惹かれてたのか!
そら相手が内野聖陽ときたらしょうがないけど、そこから春画が作品のテーマから外れ、ある意味わかりやすい物語展開になってしまったのが惜しいというか・・
タイトルに冠しているのだから、最後まで春画から離れない物語作りとして欲しかった。
演者が上手いので危なげないんだけど、ある意味予定調和というか・・
でも変な魅力がある映画ではあった。

 

そして期待した舞台挨拶だが・・・
これが「The.舞台挨拶」というか・・・
いかにもプロモーションでござい!的なMCの進行で、途中で席を立ちたくなってしまった。
せっかく素晴らしい演者を揃えてるのに、そんなワイドショーで紹介されるようなメジャー映画の舞台挨拶みたいなチンケなことしか聞かないのか・・とウンザリしてしまった。
「ホワイトバランスはOKでしょうか?」じゃねーわ!

 

 

茶番みたいな舞台挨拶が終わって劇場の外に出たら、なんか行列が。
・・これはもしかして「出待ち」?
・・さすが東京! 思わず夫婦で出待ちの列に生まれて初めて並んで、ケンジが出てくるの待ち構えてしまった!

 

 

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春画にハマりまして。

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