okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

『唐獅子仮面/LION-GIRL』 感想

 

冒頭。
サウナ室にて、全裸のゴツい白人男女が突如、顔だけ鬼に変化し、ヒロインに襲い掛かろうとする。
ヒロインも、もちろんスッポンポン。・・どいつもこいつもおっぴろげ!
おー!これは永井豪先生みある!これは期待できるのでは・・!

 

 

・・と思ったのも束の間。
もともと期待していなかったが、それでも少しは・・と思わないでもなかったが、淡い期待は叶わなかった。
特殊メイクがなかなかクオリティが高かったり、意外とシリアスな設定があったり、俳優の演技が(当たり前だが)まともだったりと、この手の映画にしては中途半端にちゃんとしており、この「どっちつかず感」が余計、マイナスに作用してしまった感がある。
だいたいガチガチの日本のヤクザをアメリカ人が演じるというのも、今となっては古臭い設定だし。
あとは、なんといっても上映時間が長すぎる。なんと121分の長尺!
さすがにこの内容で2時間はキツい・・泣けるぜ!

 

ヒロインを演じたトリ・グリフィス嬢は好演してたし可愛かったけど、さすがにアクションがショボ過ぎて、どうしても入り込めなかった。なんというか、ヒーローとしての華がないというか、ケレンがない。
そもそもジャンル・ムービーでアクションをガチでやる必要なんてない、と言われると返せないが、それにしてもヒーロー映画であるのなら、もうちょっとトレーニングしてから撮影するか、スタントダブルを使うとか・・・あ、低予算だから無理なんですね・・泣けるぜ!

 

だいたい永井豪先生がプロモーションで「監督が僕の作品を想像以上に素晴らしい作品に仕上げてくれました」とか、取って付けたよなコメントを付けた作品が面白かった試しがなく、今回もやっぱりそのジンクス通りとなってしまった感じ・・泣けるぜ!

 

 

舞台挨拶で光武蔵人監督を始めて拝見させて頂いたが、英語ペラッペラでトークも上手、紳士的な感じで素敵だし、主演のトリ・グリフィスちゃんも、さすがガイジン!って感じで可愛くてゴージャスだっただけに、逆に、あの作品を観た直後にお二人を見るのが痛いというか辛いというか・・泣けるぜ!

 

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