okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

映画

『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』 感想

既にテレビで観た、そして4月からテレビで観れるアニメ作品をわざわざ劇場で観ることもあるまいと思っていたが、まぁ行ってみることにした。 スクリーン拡張して通常より早めに予約可能にしてるにも関わらず、新宿の主要な劇場でも満員御礼とまでいかなかっ…

『ノースマン 導かれし復讐者』 感想

そもそも勘違いしており、本作はA24(エートゥエンティフォー)の製作だと思ってて、昨年観た『グリーン・ナイト』のような一風変わったクセのある時代劇だと勝手に思ってて興味があったのだけど、全然違っていた。 10世紀の北欧、アイスランドが舞台。叔父…

『戦場のメリークリスマス 4K修復版』 感想

『戦場のメリークリスマス』は初公開時の劇場鑑賞から現在まで、折に触れて何度も観ているので、取り立てて劇場まで観に行く気もなかったのだが、ビートきよし師匠のトークショー付き上映会となれば話は別。新宿武蔵野館まで駆けつけた。 だいたいビートきよ…

『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』 感想

何と言ってもミラマックスは『パルプ・フィクション』を世に出すという歴史に残る偉業を成した配給会社であり、クエンティン・タランティーノの盟友ハーヴェイ・ワインスタインはその創業者である。なので当時、ワインスタインの性暴力事件のニュースはショ…

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』 感想

ジェームズ・キャメロン監督と言えば、SF映画の金字塔『ターミネーター』シリーズや『エイリアン2』、『タイタニック』、『アバター』など、2000年代初頭までは「名作映画量産おじさん」として認知していた。しかしここ最近、『アリータ: バトル・エンジェル…

『グリーン・ナイト』 感想

最近、何かと話題のA24(エートゥエンティフォー)の作品ということで、ミーハー感覚で観に行った。 原作があるらしいが勿論読んだこともなく、なんならアーサー王伝説についても殆どよく知らない。なにやら、主人公はアーサー王の甥で、緑の騎士(グリーン…

『すずめの戸締まり』 感想

新海誠監督の作品は全作品を観たことはないが、今まで観た作品はファンタジーではあれど、異形のキャラクターなんて出てこなかった気がする。しかし新作の予告編では、やたら目がデカい言葉をしゃべるネコや、動き回る壊れた椅子など、人ならぬモノが出てき…

『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』 感想

本作の一番の失敗はメインヴィランの魅力の無さではないだろうか。 今回の敵であるネイモア(サブマリナー)って、マーベルでも初期のキャラクターで、初登場はなんと1939年(昭和14年)だって!第二次世界大戦が勃発した年からの年季の入ったマーベルヒーロ…

『犯罪都市 THE ROUNDUP』 感想

マブリー(マ・ドンソク+ラブリー)ことマ・ドンソク兄貴主演の『犯罪都市 THE ROUNDUP』を観てきた。 ・・当初は『未来惑星ザルドス』を観に行くつもりだったが、ショーン・コネリーの素っ頓狂な衣装を見たいという理由だけで、こんなややこしそうな映画に…

『RRR』 感想

あの『バーフバリ』シリーズ公開から、もう4年以上も経ったのか・・時の流れの速さには驚かされるが、またまたインドから濃ゆい映画がやってきた。。 S・S・ラージャマウリ監督の最新作『RRR』だが、当初はあまり興味が湧かずスルーするつもりだった。予告を…

『裸のムラ』 感想

ポレポレ東中野で絶賛上映中の五百旗頭(いおきべ)幸男監督作品『裸のムラ』を観てきた。 生まれも育ちも石川県金沢市なので(現在は東京在住だが)、このコロナ禍、全国区で炎上した谷本正憲・元石川県知事や、東京オリパラで大炎上した森喜朗・元総理、一…

「ウォン・カーウァイ+」『グランド・マスター』 感想

香港映画にはカンフー映画とキョンシーしかないと思っていた世界常識を覆したのがウォン・カーウァイ監督。 ・・といっても自分は『花様年華』しか観たことないんだけど、『花様年華』は紛れもない世界レベルの名作に位置付けられるアート作品で、そんなアー…

『川っぺりムコリッタ』 感想

劇場で邦画の予告を観るのが苦痛。安易な漫画の実写化作品か若者向けの恋愛もの、もしくはテレビドラマの劇場版ばっかりで、予告が始まったらあえて目をそらして視界から外すようにしている。・・まぁ、世界各国どこも同じで、本当に観るべき作品はその年に…

『NOPE/ノープ』 感想

不思議な映画。 M・ナイト・シャマラン監督作品は実は『シックス・センス』しか観たことがない。『シックス・センス』はなかなか衝撃的な作品だったが、以降のシャマラン作品の評判を聞くと、え?そんなオチ?ラストのどんでん返しが無理やり過ぎて、なんか…

『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』 感想

『ロッキー4/炎の友情』という、物凄い日本の副題が付いたオリジナル公開(1985年、日本初公開は1986年)から35年以上経った今、スタローンが自ら本作を再構築し、91分だったオリジナル公開版が94分になっただけでなく、なんと本編の42分が新たなシーンに差…

『トップガン マーヴェリック』2回目 感想

『トップガン マーヴェリック』、もう1回くらいIMAXで鑑賞したいなと思ったが、さすがに初公開日から2か月近くも経つと、正午から夕方までの自分たちが行き易い時間帯で上映している劇場はなかなか無い。それでも都内で探したら、「T・ジョイPRINCE品川」と…

『ブラック・フォン』 感想

『GANTZ』の奥浩哉先生が、『トップガン マーヴェリック』を超えた!なんて大げさな褒め方をされてたので、少し眉に唾をつけながら観てきた。 映画、ブラック・フォン観て来た!トップガンが今年一だと思ってたけど、まさかまさかの遥かに超えて行った!多分…

『リコリス・ピザ』 感想

ポール・トーマス・アンダーソン(PTA)監督の最新作が上映されることを、公開日の前日に知った。しかも主演のクーパー・ホフマンは、なんとPTAの盟友である故・フィリップ・シーモア・ホフマンの長男であるという。・・しかし、予告編を観ても、イマイチど…

『トップガン マーヴェリック』 感想

前作『トップガン』が公開された1986年当時。高校生くらいだったが既に捻くれていたので、「ケッ!トムのチャラい映画なんて誰が観るか!」との心意気で今の今まで未見だった。しかし、社会現象ともなった続編『トップガン マーヴェリック』を観ないのも食わ…

『PLAN 75』 感想

麻生太郎が「90になって老後が心配とか、訳の分からないことを言っている人がテレビに出ていたけど、『お前いつまで生きているつもりだ』と思いながら見ていました」と発言して大いに炎上したが、・・正直、自分も同感ではある。昔は、「きんは100歳、ぎんは…

『私のはなし 部落のはなし』 感想

渋谷のユーロスペースにて、満若勇咲(みつわかゆうさく)監督作品『私のはなし 部落のはなし』を観た。 この手のミニシアター上映作品は大々的な宣伝は少ないとは思うが、本作については通常のインディーズ作品のなかでも、とりわけプロモーションが少なか…

20周年特別上映『六月の蛇』 感想

『六月の蛇』公開20周年上映ということで、新装なった新文芸坐にて鑑賞。 金沢のミニシアター、シネモンドで初めて鑑賞してから早20年・・月日の経つのは早いのだけど、久しぶりに劇場で観た本作、まったく色褪せておらず驚いた。 改めて鑑賞して、思ったよ…

『シン・ウルトラマン』2回目 感想

『シン・ウルトラマン』、なんだかんだで2回目の鑑賞。初回鑑賞時は、どうしても『シン・ゴジラ』と比較してしまって、当初に思っていたイメージと違うことに戸惑ってしまったが、とりあえず冷静になって再度鑑賞してみたら、思った以上に楽しめた。というか…

UNBOX INDUSTRIES 鉄男 藍鉄バージョン レビュー

TETSUO THE IRON MAN 'INDIGO IRON' クリエイターズ・ソフビなどを手掛ける「UNBOX INDUSTRIES(アンボックスインダストリーズ)」より、あの塚本晋也監督作『鉄男』モチーフのソフビが販売された。最初に販売された「黒鉄バージョン」は即完売したそうで、多…

『シン・ウルトラマン』 感想

待ちに待った『シン・ウルトラマン』。さっそくIMAXで観てきました! 完全に『シン・ゴジラ』と同等の驚きを得ることを期待して観に行ったので、その観点では思ったのと違う印象を受けたが、結果的には好きな作品になった。ただ、どうしてもアレコレと違和感…

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』 感想

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画作品はなんだかんだで殆ど劇場で鑑賞しているが、思い返してみると、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』、『ドクター・ストレンジ』、『マイティ・ソー バトルロイヤル』の3作のみは未鑑賞だった。・・…

『少林寺 4Kリマスター版』 感想

1982年の『少林寺』初公開から、実に40年もの月日が経ったのか・・当時は中学生だったが少林寺ブームは凄まじく、学校に三節棍(さんせつこん)を持ってくるヤツまでいた。・・いったいどこで買ったんだよ! 時は隋朝末期。嵩山少林寺がある河南省を支配して…

『スペースクライングフリーセックス』 感想

あの問題作『クライングフリーセックス』シリーズの第三弾!『スペースクライングフリーセックス』を観てきた! ・・と言っても、記念すべき1作目である『クライングフリーセックス』を初めて観たのはその数日前、クリフラ公式HP上のネットショップで購入し…

『ガンパウダー・ミルクシェイク』 感想

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのネビュラ役としてお馴染みのカレン・ギラン主演のガン・アクション作品。 okureje.hatenablog.com ナヴォット・パプシャド監督の前作がタランティーノに絶賛されたという触れ込み通り、もろ女囚さそりの梶…

『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』 感想

よくよく考えたら今まで仮面ライダーを映画館で観たことはなくて、そこらへんはさすがに大人としての矜持というか、そういう最低ラインは超えるべきではないと潜在意識にあったのだが、朝目覚めてYahoo!ニュースで、「仮面ライダーオーズ」の10年ぶりの新作…

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